【後編:楽楽B2B、掛払い.comについて】ゼロから始めた「BtoB EC」が1年で月商2000万円!真剣にやってみたら、結局BtoC ECと同じだった!?効果があった施策大公開

こんにちは、楽楽B2B マーケティング戦略室の田口です。

6月23日(水)に【ヘッドスプリング×掛払い.com×楽楽B2Bでの】で開催しましたオンラインセミナーの様子を

  • 前編:実際にやったこと
  • 後編:楽楽B2B、掛払い.comについて
  • 対談・質疑応答

の3部編成でお届けします。今回は後編:楽楽B2B、掛払い.comについてです。

ネットショップ支援室代表 山本:時間が10分と短い時間にはなるんですけども、少しでも役に立つお話をお届けできればなと思います。よろしくお願いいたします。

BtoB ECの受注比率全体で見た時平均てどのくらいあるかみなさまご存知でしょうか。資料のほうも少し簡単にしてあるんですけども、経産省が出してるデータではマーケットとしては340兆円ありまして、そのうち40%がWeb化されていると、EC化されてるというデータが出てます。ただ、そのデータとしてはみなさまご存知かもしれないんですけどもEDI・EOSと呼ばれるものが含まれています。結構大手の企業様が使われている、専用の回線を使って注文を受ける仕組みですね。

40%というとすごく高く感じるんですけども、じゃあ実際に中小企業・中堅企業がどのくらい使えているのかというと・・・こちらネット担当者フォーラムに載っていた記事のアンケートデータから引っ張ってきたものです。700社に現状の受注方法ってどうやってますか?とアンケートして734人の中堅・中小企業の方が回答してますが、80%以上がまだまだアナログな形で対応されているというかたちになっています。FAX・電話・メールというところですね。メールは一応まあデジタルではありますけども人を介さなければいけないところになります。

BtoBをEC化していくにあたっての不安

で、BtoBをEC化していくにあたって、なぜできていないのか/何か心配ごとがないか、というところに関しては、EC化する予定ありの方・予定無しの方どちらもそうなんですけども、今発注いただいている得意先に使ってもらえるかが不安というところが大きいということでした。

BtoBのWeb化は進んでいるものの、80%以上はFAX・電話等まだまだアナログな状態
得意先をECサイトへ誘導するところに不安を感じている方が多い

ただ、じゃあ実際にBtoB ECを導入したことでどんな効果があったのか、まず業務時間の部分に関してですね。ここに関して、76%の企業様が1時間以上の業務削減、1ヶ月に換算すると20時間以上、日数換算すると2.5日以上の業務時間の改善が見られているとのデータが出ています。
世の中の流れ、特に今回コロナの影響もあって、アナログな受注の仕方からデジタルにしなければいけない、ハンコを無くすよという風潮だったり、直近だと河野大臣からの”6月中に省庁のFAX廃止”令なんか出されてますけども、どんどんWeb化の流れが今きています。

先程ヘッドスプリングの泉社長の話の中でも少しありました、ビューティーカレージさんという美容室に向けて商材を卸している会社様の例です。こういう会社さんでもWebでECされていて、Yahoo!Japanのトップページ、皆さん見られたことあると思うんですけどもこういうところにも広告を出されていてやってます。全体の売り上げ、これ上場されてる会社さんなんで決算データなんかを見てると、83億円の売り上げのうちWeb経由の売り上げが55億円、Web化率が80%もありました。

あと多分最も有名な部分でいくとモノタロウさん。売り上げ規模も飛び抜けて大きいですし、なんといっても取り組みがすごく早いなというとこなんですけども。2003年の段階だと7割くらいがFAXというところから、すごく長いですけども16年かけて95%がWebでの受注というところまでもってきています。
売り上げをすごく伸ばしている会社さんていうのは、我々これ以外の会社さんもいくつかデータ見てますけども、この5年くらいでWeb化の比率をすごくあげてる会社さんがどんどん事例として出てきています。Web化するっていうところは不可避な時代になってきたかと思います。

楽楽B2Bを使って出来ること

で、ここで楽楽B2Bで何ができるかというところを、今日は時間もそんなにないので簡単にお話させていただきます。楽楽B2Bを使って出来ることというのは、Webで注文を受けて、それを基幹システム販売管理システムのほうにデータを流して発送する、もしくは楽楽B2Bから直接出荷データを出して、ヤマト運輸ですとか佐川急便さん側で伝票を発行して出荷するというのも可能です。

FAXでの受注を例に説明しますと、FAXで注文を受けたものを、内容を確認して大体皆さんそれを基幹システムですとか販売管理システムですとかに入れられてます。ここの部分が楽楽B2Bを入れることでWebで注文を受けて受注を振り分けして、そこから基幹システムのほうにデータを連携させていくというところ、この辺りが比較的自動化できる部分になってます。まあ業務の効率化っていうところをまずは図れますと。今現状FAX・電話・メールで注文を受けたものを楽楽B2Bのほうに手動で打ち込める画面があったりするので、そこで打ち込んでいただくこともできます。

クレジット・掛け払い決済にも対応

あとWebで注文を受ける場合、BtoBの決済に関しては自社の掛け払い(月末で締めて請求書を発行する)スタイルを取られている会社さんが圧倒的に多いです。新規の取引先の場合まず最初に企業与信を取って、この会社さんと取引をするのか、口座開設するのかなんてことをされてますけども、ECでやるメリットとしてはクレジットカードで決済をしていただくことで、与信作業が特に不要になることです。あとこの後お話しいただく掛払い.comさんのような、掛払い決済代行サービスもあります。こちらは自社掛けではなくて掛払い.comの与信を通すことで、すぐに企業与信ができるかつ取りっぱぐれが企業様としては無いっていうような、そんなメリットがあります。この辺りはやっぱり決済として組み合わせていただくといいです。

自社掛けの場合に企業与信をかけて請求をする、支払われなかったら督促をする、そういった業務を中ですると人的コストがかなりかかってきたりしますけども、こういった掛払い.comさんのようなサービスを使うと取引金額の2%〜2.5%ほどの手数料で請求業務の部分を担っていただくことができます。
楽楽B2Bを使ってEC化されるお客様はかなりの確率でクレジット決済とこの掛け払い決済サービスを入れていただくケースが増えています。

BtoBをEC化するにあたって必要な機能

続いて、実際に卸し業務をするにあたって楽楽B2Bで出来る機能です。けっこう業界ですとか職種に商材によって卸しのルールがかなり細かく設定されてるケースありますけども、このEC化するにあたって必要な機能というところ一つ目は取引先ごとに価格を変えれるよというところですね。ここができるようになってます。A社には1万円の商品8000円で卸すよ、B社には7777円で卸すよ、といった販売価格の設定ができます。あと取引先に応じて見せたい商品・見せたくない商品の設定が可能となってます。一番シンプルで分かりやすい機能としては今ご紹介した価格と商品の出し分けができるというところです。

あと卸しの部分として必ず話が出てくるのは掛け率もそうなんですけれどもロット割ですね。これも商材にもよるかとは思うんですけれども、100個買った場合には1980円にするよ、1000個買った場合には1個あたりの単価1960円にするよといった設定が可能です。

ECサイトのオープンまでに必要な期間は?

で、実際にECサイト、どのくらいの期間で作れるのかというとこなんですけども、我々今簡単発注フォームという機能設けていまして、どんな機能かと言いますと、FAXにすごく近いような画面の作りにしています。取引先様がログインしていただきますとずらっと商品が一覧で出ていて、注文したい個数を1個1個入力いただけます。FAXで個数だけ書くようなイメージに近いですね。

購入したい商品の注文数欄に個数を入力していって、カゴに入れ購入手続きを進めていく、で送付先はどこなのか、あとは確認画面へいって購入完了するというすごくシンプルな形で購入をしていただける、そんな機能です。これだけでスタートするということであれば非常に短い時間でECサイトのオープンが可能です。

実際の簡単発注フォーム画面。
右側の「注文数」欄に個数を入力していきます

あと楽楽B2Bではテンプレートご用意もしているので、テンプレートベースでサイトオープンするときには設定自体は非常に短い時間で設定できるようになっています。まあ約一週間少しみていただければ基本の設定はできるかなと。あと商品の登録だったり取引先の設定ですよね、その辺りがどのくらいの数があるかで少し時間が変わってくるかなというところです。
商材が化粧品で既存の取引先にまず使っていただきたいよという場合であれば、我々がご用意したテンプレートのほうに商品はめていただくのもいいと思います。サイトは誰でも見れますよ、商品ページも見れるよと、ただ価格はログインしないと見れない、ログインしてから購入を進めていただけるようなまあそんなシンプルな作りのサイトですが、こちらも比較的短い期間でサイトオープン可能です。

あとは、デザインをしっかり作り込みたいよと、先程泉社長が動かされていた馬刺しのお店さんなんかはしっかりサイトを作られているので、この辺りをしっかり作りたいのであればプロに外注されるというかたちがいんじゃないかなというふうに思ってます。何十万から数百万くらい、まあ百万円代ですかね、くらいでサイトは作れるかと思います。

実例の紹介

で、実際にちょっとどんなサイトが作れるのかというところも見ていただくといいかなと思います。先程ご紹介した商品を見せる・見せないですとか、価格が出てる・出てないというところを、これ家具屋さんなんですけれども3段ボックス買いたいな、仕入れたいなと思った時に、今ログインしている状態なんで色々情報出てます。5000円の販売価格で仕入れが2000円でできるよと。入数は2パック、送料がいくら、画像の素材ですとか説明書もダウンロードできるよと、これがログインしている状態だと全部見れるというところですね。

これがログアウトしていると、3段ボックス仕入れたいな、この規格だったら大丈夫、販売価格は5000円なのね、仕入れたいな卸価格はいくらだろう、じゃあそもそもっていうところになるとここで新規会員登録をする、で会社名他いくつか情報を入れていただいて、これをもって、ここ不二貿易さんという会社なんですけれどもあーじゃあこの企業さんは内容問題ないね、じゃあ審査通ってご購入いただけますよというようなかたちでアカウントの承認をされるというような運用をされている会社さんになります。(参考:https://fujiboeki.net/

同じようにしっかりサイトを作られてるところでいくと、先程の馬刺しの会社さん。(参考:https://ritafoods.jp/

あとは誰にでも見えるようなサイトにしたくないという場合ですと、サイトにアクセスした段階でログインしてねと、そもそも取引したかったらこちらで申請してねと、そんな運営をされてる会社さんもあります。(参考:https://jmec-webshop.jp/
こちらのコーヒー豆を扱われてる会社さんなんかもそうですね、ログインしないとそもそもどんな商品があるのかも見れない、まあ基本は既存のお取引先様に使っていただく想定で、新規の場合は会員登録してねというような形をとられています。(参考:https://raku.saza.coffee/

我々楽楽B2Bのほうでは標準機能で色々なパターンに対応できるようにしているので、扱われてる商品ですとか売り方によって柔軟に対応することができるようになっております。
時間がちょっとオーバーしちゃったので私からのお話以上となります。ご静聴ありがとうございました。


決済業務がほぼゼロ!掛払い決済代行サービス

辻 翔太氏:私株式会社キャッチボールの辻と申します。
今回は弊社の掛払い決済代行サービス「掛払い.com」をご案内させていただければと思います。

弊社は株式会社キャッチボールと申しまして、設立が2007年の会社になります。元々はBtoC向けに”保障付きのコンビニ後払い決済”を提供していたんですけれども、約3年ほど前に元々BtoC向けのサービスに付属でつけていたBtoB機能を完全にリニューアルするというかたちで、企業間決済専門の決済サービス【掛払い.com】として改めてご提供しているような状況でございます。

じゃあ掛払い.comは一体どういったサービスなのかと申しますと、企業間の請求業務のアウトソーシングで作業効率を大幅アップしますよというものです。弊社のサービスを導入していない会社様ですと、商品やサービスの提供以外に裏側で督促だったり信用調査、与信管理、請求書発行とそういったところ諸々必要かなというところなんですけれども、そちらを弊社側で全て巻き取るようなイメージのサービスでございます。

決済代行の仕組み

で仕組みですね、加盟店様と買い手企業様との間に入って、与信管理から代金回収業務まで全て代行するような形でございます。具体的にどういったことができるのかと申しますと、まず与信ですね、買い手企業様の与信を弊社側で取らせていただくという形になりますので、買い手企業様がどれくらいご利用できるのかというところもそこで判断させていただいております。あとは請求書発行・代金回収・入金管理・あと元々はBtoC向けでもやってましたので未回収リスクというのは弊社側で保障させていただくようなサービスになっております。大きくはこの5つを販売店様(売り手企業様)のほうにご提供させていただくようなかたちになります。

実際のご利用イメージですが、基本的に書類作成・信用調査・与信管理・上司承認・社内稟議っていうところはまず弊社側で全て巻き取れるような形になります。さらには商品提供後・サービス提供後に発生するであろう請求書の作成であったり発送もしくは入金確認というところも弊社側で行わせていただきますので、弊社を入れていただいた企業様で特に経理部門があるとかそういった部門の方からするとかなり業務の軽減に繋がるのかなと思っております。

取引相手が個人事業主でもOK!未回収リスク100%保障

掛払い.comは決済・請求・未払保証を一括で導入できるというのが特徴です。実際には請求書の発送代行会社さんとかあとはファクタリング会社さんとかっていうそれぞれで独立した会社さんはいくつかあるんですけども、実際にじゃあ全てを巻き取ってもらおうとなると各サービスをバラバラに導入していただく必要があります。そこを弊社側ではひとまとめで提供することが可能になっておりますので、円滑な運用が可能かなと思っております。

あとお取引先様の提出書類が一切不要といったメリットもございます。当社独自の審査基準で与信を行いますので、取引先様からの書類提出は不要でございます。お取引先様が個人事業主さまでもOKで、各調査機関のデータベースに登録されていない法人様であったり個人事業主様といったところでも、弊社の独自なノウハウによる審査となりますので、BtoBとされるような会社様に対しての掛け売り決済というところは原則対応可能でございます。もちろん売掛金の未回収リスクは当社が100%保障いたしますので、加盟店様側ではリスクなく掛け売りのほうを提供できるような形でございます。

導入効果としまして、まず残業時間の削減が挙げられます。まあそうですね煩雑な請求業務であったり精神的な負担のかかる回収業務というところから解放されますので、生産性がアップするのかなというところでございます。次に営業力の強化という点においても、ノンコア業務からの解放となりますので人的リソースを営業に割くことが出来るようになるかなと。当社で未回収リスクを100%保障することにより対面ではない取引先様への販路拡大も可能となると、販売チャネル・ビジネスチャンスの拡大に繋がるのではないかというところでございます。

楽楽B2Bをご利用ならさらにスムーズでして、弊社の掛払い.comとネットショップ支援室様の楽楽B2BシステムはAPI連携が取れております。楽楽B2Bを入れていない会社様ですと弊社の管理画面のほうに入っていただいて与信登録とかをしていただくようなフローになるんですけども、楽楽B2Bをご利用の事業者様で弊社の掛払い.comご利用いただく場合ですとこちらは自動で連携しておりますので、まあほぼほぼ弊社の管理画面自体に入ることがないのかなという形でございます。

運用の流れ

具体的な運用フローですけども、加盟店様でご登録いただく情報というのは2点ございまして、まず【①取引先の情報登録】こちらはお取引先様の情報を登録して取引枠の審査を行うような形になります。いわゆるクレジットカードでいうショッピング枠の付与のような形でございまして、そこで弊社側でこの企業様であればいくらですという形で枠を付与させていただきます。その後実際に売り上げが発生したあとに弊社側に対して【②注文情報登録】を行い、その売上を連携していただくような形でございます。そちらを連携していただきますと弊社側で月末締めで請求書の方発行させていただきまして、そこから先の部分に関しましては全て弊社側で巻き取るかたちになります。

ですので加盟店様側で行っていただく作業というのは【①取引先の情報登録】あとは【②注文情報登録】にて売上連携をしていただくような、至ってシンプルな運用方法になっております。立て替えサイクルは月末締めの請求分を翌々月5日に加盟店様にはお立て替えさせていただいておりまして、実際に取引先様への請求に関しましては当月末締めの翌月末期限でのお支払いをしていただいてるような形でございます。(※立て替え金の振り込み手数料は加盟店様負担)

お取引先様への請求書は弊社側で二種類ご用意がございます。まずこちらは封書タイプの紙でお送りするような形になっておりまして、このような青い封筒で中には請求書と納品書がそれぞれ入っているような形でございます。あとPDFでお送りするようなパターンもございまして、こちらに関しましては封筒で送る代わりにメールでお送りさせていただいて、そちらからダウンロードしていただくような形式でございます。何が違うのかというところですと請求手数料ですね、こちら封書タイプの場合は209円かかるところがPDFの場合だと請求手数料が0円という形でございます。

初期導入費用・月額固定費0円でリスクなく導入可能

ご利用料金については原則は決済手数料と請求書の発行手数料の2種類がかかるような形になりまして、初期導入費用であったり月額固定費はかからないような形でございます。
決済手数料に関しまして約2%〜2.5%くらいを平均値としてさせていただいておりまして、実際には個別でお見積もりさせていただいておりますので、より具体的なところというところは平均の単価であったり月間件数とかそういった部分をいただければ最安値でご案内できるような形でございます。

まとめになりますが、決済業務に関連する残業が多い、未入金への対応・督促はやりたくないであったり、取引先を1件1件審査する時間がないとか、そういった諸々企業間決済の部分でお悩みがある部分ですと弊社にお任せいただくことによってまるっとお任せできるのかなというところでございます。
ちょっと駆け足でご案内してしまったんですけれども、以上となります。

(次回へ続く)

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