長崎県から全国に「島原手延そうめん」や「長崎カステラ」をBtoB-ECで卸販売。
受注の一元管理で処理時間が1/2へ短縮、コスト削減に成功!
坂本商事株式会社
所在地:〒855-0861 長崎県島原市下川尻町3番
代表取締役:坂本裕二
坂本商事株式会社は、1979年に創業して以来、長崎の名産品「島原手延そうめん」や「長崎カステラ」を地元のみならず全国へ提供している企業です。部活動の遠征費に困っている学校・ご家庭を支えるため、卸業者ならではのアイデアを活かした事業である『九州部活動応援団』の運営も行っています。
同社はBtoBビジネスの効果を高めるため『楽楽B2B』を導入し、運営を開始しました。今回は、EC事業の担当者であり『楽楽B2B』の導入・運用にも携わっている島田さんに、導入前の課題、導入後にどのような変化があったのかについてお話を伺いました。
- 課題
- ・ほぼ100%がFAX受注。出荷数や在庫数、受注状況の把握ができない
- ・受注対応に事務員2名×丸1日掛かってしまう
- ・日々の受注で多忙なため、新規顧客獲得の施策が考えられない
- 選定基準・ポイント
- ・商品管理のスムーズさ
- ・顧客と社内双方に使いやすいUI、UXであること
- ・新規顧客獲得の施策が打てること
- 成果
- ・約50%がWeb注文へ移行!受注が一元管理できスムーズに
- ・丸1日掛かっていた受注処理が半日に!コスト削減に成功
- ・BtoB-EC導入により空き時間が捻出でき、施策を立案できる状況へ好転
―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。
島田さん:坂本商事株式会社は、1979年にギフトショップとして創業し、現在では卸業者として長崎の名産品「島原手延そうめん」や「長崎カステラ」を地元のみならず全国へ提供している企業です。
弊社の特徴は、創業者が大のスポーツ好きだったことから「地元の部活動を支えたい」と強く思うようになり、部活動の遠征費で悩む学校・ご家庭さんを支えるためにスタートした『九州部活動応援団』を運営している点です。
従業員数は12名ほどで、EC周りはマネジメントをしている私と、事務員さん2名で運営をしています。
―――『楽楽B2B』を普段どのようにお使いですか。
島田さん:「島原手延そうめん」や「長崎カステラ」を主とした商品をBtoB-ECサイトに掲載し、取引先からのWEB発注を受けるために使用しています。
FAXで注文を受けた場合も楽楽B2Bに登録し、オンライン・オフライン注文を『楽楽B2B』で一元管理できています。
特に便利な機能は、受注処理の段階を示す「ステータス」と、CSVデータをカスタマイズできる点ですね。
「ステータス」を活用すれば受注処理がどの段階かを事務員さんと共有することができますし、CSVデータをカスタマイズして基幹システムに入れることもできるため、利便性が高いと思います。
FAX注文からWEB注文への移行案内についても、掛け率の軽減を案内したことによりスムーズに進み、既に顧客全体の50%がWebへ移行することができました。今後も移行率は増加していく見込みですので、とても楽しみですね。
ほぼ100%FAX注文。効率化だけでなく、売上アップや新規顧客獲得を狙いEC導入を決断。
―――BtoB-ECを始めようと思ったきっかけを教えてください。
島田さん:BtoB-ECの検討理由は、売上アップと新規顧客獲得です。
メインの卸先は保険代理店で、ノベルティとしてのご利用で発注いただいていたのですが、時代の流れにより取引先の統合・縮小するなど既存の卸先が減少傾向にありました。さらに、2019年のコロナ禍の影響で手土産品の需要がなくなり、会社の売上に大きな影響を与えたんです。
このような状況は少しずつ回復傾向にはあるものの、これまでの地上戦だけでは売上の維持が難しく、Webマーケティングによる新規顧客の獲得が急務ということでBtoB-ECの導入を検討しました。
―――『楽楽B2B』導⼊前の課題を教えてください。
島田さん:導入前はFAX注文がほぼ100%を占めており、その煩雑さから出荷数や在庫数の把握ができていなかったんです。
受注処理がどの段階かを共有するのにも時間が掛かるため、事務員さん2人で丸1日掛けて受注処理の対応をしている状況でした。繁忙期になると毎回残業してやっていましたね。
また、FAX注文ですと入力ミスによる誤発送も発生しやすく、再送料のコストも掛かっている状態でした。
今後は属人化せずにデータ化や自動化を行いたいと思い、システム導入を検討し始めました。
今振り返ってみても、以前はとにかく目の前の業務に精一杯でしたね。会社として急務であった新規獲得の行動を取る時間がつくれていなかったんです。
―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。
島田さん:選定基準で特に重視したのは、①商品管理のスムーズさ、②メルマガ配信などWebマーケティングに必要な機能が揃っていること、③顧客と社内双方に使いやすいUI、UXであること、の3点です。
現場では在庫数の管理や受注フェーズの共有が重要でしたし、会社としましては新規顧客獲得に向けたマーケティング施策が打てることが重要でした。
また、取引先にとって見やすく発注しやすいだけでなく、パソコンに不慣れな事務員さんでも運営しやすいUIUXであることも必須でしたね。
ちょうど検討していた際に『楽楽B2B』を見つけ、受注管理だけでなくECサイト構築やSEO対策など色々出来ることが分かり、「これなら全部叶えられそう」と導入を決定しました。
1日の作業を半日に短縮!今後は商品拡充と営業力強化の取り組みへシフト
―――『楽楽B2B』導⼊後の効果をお聞かせください。
島田さん:受注が一元管理ができるので、本当に便利ですね!作業時間やミスが減っています。
受注をデータ化できたことで、現場側で課題としていた出荷数や在庫数の把握はもちろん、発送ミスの軽減にもつながっています。また、弊社は複数の配送会社を利用しているのですが、配送会社別に当日の発送数を一覧で見られるのも便利です。
見やすく使いやすいため、顧客や事務員さんに好評なのも嬉しいですね。社内での受注状況の連携もスムーズに行えるようになったので、大幅な時短を実現することができました。
今まで2人の事務員さんが丸1日掛けてしていた受注処理が、たった半日で終えられるようになったんですよ。
マネジメントをしていた私も新たな施策立案の時間を捻出することができ、とてもありがたく感じています。
今後は商品を増やしたり、営業力の強化を行っていくつもりです。BtoB-ECを活用すれば実現できると確信しています。
―――『楽楽B2B』に対する評価をお聞かせください。
島田さん:満足度は非常に高いです!
受発注システムでありながら、ECサイトが構築できるカートシステム機能もあり、受注処理や売掛金の設定、他にもメルマガなどの売上アップの施策が打てることに本当に驚いています。
まさしくオールインワンのシステムですね。過去に色々なシステムを試しましたが、ここまで何でもできるシステムは他になかったです。
特に個人的に嬉しかったのは、サポート面です。導入時すぐに「店舗作業一覧」を共有いただけるので、迷うことなく取り組めたことがありがたかったです。
また、困ったときは気軽にお電話で聞けるので心強かったですね。
―――これからBtoB-ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いいたします。
島田さん:コロナ禍の影響や情勢の変化、海外企業の参入など、中小企業にとって厳しい時代を迎えています。
そのような中小企業こそ、新規顧客の獲得に向けてぜひBtoB-ECを検討いただきたいですね。
特におすすめなのは、「自分たちでBtoB-ECを構築できるシステムを選ぶ」ことです。心を込めて販売している商品だからこそ、ECのビジュアルや買いやすさにもこだわりたいもの。
開発会社に任せきりを避けて、自社ならではの観点でBtoB-ECを創ってほしいと思います。
―――いろいろとお話いただき、ありがとうございました!
これからも「楽楽B2B」はメーカー・卸売業を行う企業様のDX推進のために、機能強化や外部システムとの連携を進めてまいります。
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