累計販売数600万個超えのコラーゲンゼリーなどを
BtoB-ECで卸販売。
カタログサイトのような活用で、新規開拓に向けて業務DXを実現!
株式会社果実工房は、チョコレートやフルーツを活用したゼリーを主力製品とする菓子の製造・販売を行っている企業です。「もっと楽しくもっとおいしく」をテーマにお客さまに感動のスイーツを提供することを理念とし、2011年にはコラーゲン入りのフルーツゼリーを開発。累計600万個の販売数を超える話題商品となり、今後も”ちょっと贅沢なご褒美お菓子”として全国の女性たちから喜ばれる製菓の開発に取り組んでいます。
同社はBtoBビジネスの効果を高めるため『楽楽B2B』を導入し、運営を開始しました。今回は、EC事業の責任者であり『楽楽B2B』の導入、運用にも携わっている半田さんに、導入前の課題、導入後にどのような変化があったのかについてお話を伺いました。
- 課題
- ・顧客情報が紙のファイルで複数点在し、情報がまったく集約できない
- ・「最短お届け日」が電話でしか伝えられず、再調整の手間が発生
- ・アナログな受発注のまま新規の取引先を増やすことに不安が生じていた
- 選定基準・ポイント
- ・BtoC向けのECサイトに近いデザインが構築できるか
- ・お客様が閲覧するページの見やすさ・使いやすさ
- 成果
- ・受注や在庫状況を一元管理、取引先情報をデジタルに集約できた
- ・商品情報や最短納期をBtoB-ECサイトに掲載、双方の利便性が向上
- ・スマートフォンからの発注も可能、小規模の取引先への販路拡大も視野に
―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。
半田さん:株式会社果実工房は、もともとフルーツ製菓のギフト企業に勤めていた代表の平野が、少しでも黒ずんでいる桃はギフトにできず、すべて処分していたことにショックを受けたことがきっかけとなり、「農業に雇用を生み出し、農業を産業化する」という思いから創業している企業です。
「もっと楽しくもっとおいしく」をテーマとし、女性をターゲットとする”ちょっと贅沢なご褒美お菓子”をコンセプトとしたコラーゲンゼリー、チョコレートなどの菓子の開発に注力しています。
従業員数は40名ほどで、EC担当1名と私を含めた営業部3名の計4名でECの運営をしております。
営業部 半田さん
―――『楽楽B2B』を普段どのようにお使いですか。
半田さん:BtoB-ECサイトに取扱商品や納期情報を掲載し、取引先からのWEB発注を受けるために使用しています。
『楽楽B2B』の導入で受注や在庫状況が一元管理できるようになりました。これひとつで出荷作業も問題なく行えているのでとても助かっています。取引先の情報も今は『楽楽B2B』でデジタル管理しています。
また、自動で集計される売上データを見ながら、売れ筋の商品や得意先の分析もよく行っています。
「取引先を増やさないほうがいいんじゃないか」とさえ思うほど、受発注管理が煩雑だった
―――BtoB-ECを始めようと思ったきっかけを教えてください。
半田さん:2022年の事務所移転を機会に、システム導入によるDX化を検討し始めました。
もともとBtoB-ECは行っておらず、電話やFAX、メールを使用し、問屋さんを介してお客様である百貨店やスーパーと取引をしていました。
事務所の移転が決まったのをきっかけに今までの営業ファイルや書類を整理していったところ、同じ取引先のファイルが乱立していたり、納品書や請求書が1冊にまとまっておらずバラバラな状況だったんです。
取引履歴が属人的になっており、担当者によっては取引履歴が残っていないファイルもあり、非常に煩雑な状態でした。
コロナの影響が落ち着きはじめ、展示会や商談会が復活し新規の取引先が増加していたタイミングでもあったので、「情報を集約しないとこれ以上受注はできない」と機会損失について社内で話し合うほどの状況でした。
―――『楽楽B2B』導⼊前の課題を教えてください。
半田さん:『楽楽B2B』導入前は受注担当と出荷担当が分かれており、受注担当がご注文の内容を出荷システムに登録し、出荷担当が在庫状況をチェックしながら出荷の可否を分けていました。
しかし、出荷システムを入れているのにも関わらず、受注担当と出荷担当の間で在庫のタイムラグがあり「現状は在庫がない」「いつ発送できるか倉庫に確認しなければ」というようなコミュニケーションコストが発生しかなり悩んでいました。
また、FAXでの受注ですと「本日注文したので明日送ってほしい」というような無理なご注文をいただくことも多く、その都度お電話で届く日の再調整をしていました。
BtoB-ECを活用すれば、お客様に「最短で届けられる日」を理解していただけるのではと考えていました。
ほかにも、地方の個人商店から「取り扱いたい」と問い合わせいただくことも多く、エリアを拡大するチャンスだと捉えていました。しかし、全国多数の個人商店から毎回FAXで受注するのも大変ですし、何件あるかわからない取引先に情報をリアルタイム且つ一気に伝えることもできず、販売機会を逃しているのではと感じていましたね。
BtoB-ECを立ち上げることで取引先が好きなタイミングで購入ができ、私どももお客様と密にやり取りができるようにすることが、今回の最大の目的でした。
―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。
半田さん:選定基準で最も重視したのは、お客様が閲覧するページの見やすさ・使いやすさ(UIUX)です。
元々BtoC-ECサイトを運営しており、そのサイトと使い勝手が近いBtoB-ECサイトを目指していたんです。
お客様が「見やすいな」「使いやすいから、また注文しようかな」と思ってくださることが一番重要ですので、他社製品ともしっかり比較しました。値段の安い他社システムも検討・比較しましたが、管理画面の使いやすさ・使用感だったり、最終的にはやはりお客様のUIUXという点で『楽楽B2B』を選びました。
ここまでUIUXにこだわった理由は、最終的にFAX受注をなくしたいと考えていたからなんです。
お客様が「FAXよりBtoB-ECサイトを使う方が楽だね」と思っていただくことがマストのため、どのシステムがユーザーファーストか、という視点で何度も検討しました。
製造・販売を一貫して行っている岡山の奈義工場。事務所移転が業務DXのきっかけとなった。
取引先情報をデジタルに集約。在庫反映のタイムラグも解消
―――『楽楽B2B』導⼊後の効果をお聞かせください。
半田さん:『楽楽B2B』を導入することで、受注や在庫状況が一元管理できるようになりました。コミュニケーションコストも大幅に軽減でき、出荷作業も問題なく行えているのでとても助かっています。
お客様との取引履歴も、『楽楽B2B』で全てデジタルに集約できています。
最終的にはこれまで使用していた出荷システムを解約して、受注から出荷までを『楽楽B2B』に一本化したんです。在庫反映までのタイムラグがなくなったことで、次の受注を非常にスムーズに受けられるようになりました。
百貨店さんやスーパーなどのお客様は既に独自のシステムを入れていることが多く、『楽楽B2B』へ移行できないというケースもあります。なのでWEB化率に関しては5割ほどいけたら嬉しいなというのが正直なところです。
ただその場合でも、当社の商品や納期情報を得るカタログのようなサイトとして十分に活用いただけると思っており、取引先とのサイトのログイン情報を伝え接点を増やすことで売上アップを狙えると確信しています。
―――『楽楽B2B』に対する評価をお聞かせください。
半田さん:稼働し始めた段階で活用はこれからですが、受発注の煩雑さは十分にクリアできたと思っています。
やはり、営業や販路拡大への期待が大きいですね。
新商品のアプローチとしてどんどん活用していきたいと考えています。
BtoB-ECサイトの活用は無限大、今後の販売活動の軸に
―――今後の展望をお聞かせください。
半田さん:営業的な視点になりますが、取引先の発注頻度や売れ筋商品を『楽楽B2B』を利用してデータ分析できるようになったので、次の商品施策に繋げてお客様へより良い商品を届けられるのではと期待しています。
今後は”ちょっと贅沢なご褒美お菓子”の新製品を武器に、卸先を増やしていこうと狙っています。
旅館やホテルをターゲットに販売をするのですが、BtoB-ECサイトがあるおかげでそれぞれ一旅館単位からスマホで簡単に注文を受けることが可能です。同系列の旅館やホテルが多い場合はまとめて一気にWEB注文を受けることもできます。
BtoB-ECサイトを活用して、個人に近いような業態の企業からも発注していただける機会を作っていくのが、我々のこれからの課題かなという風に考えています。
―――これからBtoB-ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いいたします。
半田さん:BtoCで気軽に買い物をできる時代ですので、BtoBでもその感覚は変わらないと思います。
もしFAXや電話での受注で煩雑さを感じているようであれば、ぜひ一度導入を考えていただければと思います。
我々の導入のきっかけは業務効率化の実現でしたが、どんな商品があるかをお客様が自由にWEB上で見られる・注文できる機会をBtoB-ECで構築できますので、販売活動の機会損失を回避できます。
お客様視点で考えても、商品ページの閲覧や発注がいつでもできますので、まさに双方の利便性が高いと思っています。
ぜひお客様と自社の双方のメリットを考えながら、BtoB-ECを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
―――いろいろとお話いただき、ありがとうございました!
これからも「楽楽B2B」はメーカー・卸売業を行う企業様のDX推進のために、機能強化や外部システムとの連携を進めてまいります。
株式会社果実工房
所在地:〒708-1306 岡山県勝田郡奈義町西原380-41
代表取締役:平野幸司
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