福山黒酢株式会社様

黒酢の醸造メーカーが受発注システムを刷新し、
事務作業を月60時間以上削減。
BtoB-ECで卸売ビジネスを強化、販売促進への取り組みも活発に

鹿児島県に本社を構える福山黒酢株式会社は、長期熟成黒酢「桷志田(かくいだ)」の製造販売や、日本初の黒酢レストランの運営等を行う企業です。黒酢杜氏(くろずとうじ)と呼ばれる職人が絶好の自然条件のもとで仕込む黒酢は、最高品質のものとして国内外から高い評価を得ています。

同社は、全国の百貨店や量販店へのBtoB販売をより効率的に行うため『楽楽B2B』を導入し、2023年4月から運用を開始しました。今回は、販売部の假屋(かりや)さんに、『楽楽B2B』導入前の課題、導入後にどのような変化があったのかについてお話を伺いました。

  1. 課題
    • 受注処理にアナログ作業が発生し時間がかかっていた
    • 経理処理が月末に固まり従業員の大きな負担になっていた
    • 事務作業に追われて、販売を伸ばす施策ができなかった
  2. 選定基準・ポイント
    • 取引先ごとに売価設定ができるか
    • 受注に関する一連の帳票処理が効率化できるか
    • BtoCとの在庫管理が一元化できるか
  3. 成果
    • 受注処理における伝票作成の時間がなくなり、月60時間以上の削減に成功
    • 経理処理が月末を待たずに行えるようになり、従業員の負荷を分散できた
    • PRや同梱物のアイデア出しなど、販売促進の取り組みが始まった

―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。

假屋さん:当社は、鹿児島県福山町に200年以上にわたって伝わる伝統の黒酢造りを受け継ぐ醸造メーカーです。「よりヘルシーで、飲みやすく、料理にも使える黒酢」のご提案に努めています。

一般的な黒酢の熟成期間は半年から1年ですが、当社の黒酢は長期熟成にこだわっており、3年寝かせます。これによりまろやかで飲みやすく、かつ、健康維持の効果の高い成分を豊富に含んだ黒酢に仕上がります。黒酢を使ったスイーツや調味料なども製造しており、BtoC、BtoBともに展開しています。

従業員数は、黒酢職人さんやパートさんを含めると約150名です。60〜70代の方もいらっしゃり、幅広い年齢層の方たちが集う会社です。そのうち、BtoBに携わるのは販売部の15名です。

鹿児島で日本初の黒酢レストランを運営。黒酢のかめ壺がずらりと並ぶ。

―――『楽楽B2B』を普段どのようにお使いですか。

假屋さん:全国の取引先からいただく注文の処理を効率化しています。

営業社員が受注した内容を『楽楽B2B』に登録すれば、受注伝票や納品書、請求書など、ピッキングや発送に必要な帳票が自動で作られ、すぐに出力できます。おかげで導入前と比べて、帳票作成にかかる時間が明らかに短くなりました。

BtoBの取引先の総数は約4000社ありますが、現時点では1000社ほどが『楽楽B2B』に登録できています。

また、当社では以前からBtoC向けのECカートシステム『楽楽リピート』も使用しています。今回の『楽楽B2B』導入を機に、BtoC・BtoB両方の受注や在庫をまとめて管理できる『アシスト店長』も導入しました。注文処理がまとめてできるのはとても便利です。

販売部 假屋さん

エクセルで自作した伝票で受注管理。アナログの事務作業が従業員の大きな負担に。

―――BtoB-ECを始めようと思ったきっかけを教えてください。

假屋さん:かねてから全国の百貨店や量販店に向けて商品を卸していましたが、卸取引の受注処理が煩雑で、とにかく時間がかかっていました。これをなんとかしたいと思ったのがきっかけです。

以前に使っていた受注管理システムは、入力したい項目がなかったり、操作が難しかったりして社内になかなか馴染みませんでした。一方で、BtoC用に導入していた、ネットショップ支援室が提供する『楽楽リピート』*の受注処理機能を使いこなせる従業員は多かったので、BtoBの受注管理も同じようにしてはどうかと考えました。

もちろんBtoB-ECサイトを立ち上げて公開することにより、新規取引先の開拓に繋げられればという思いもありました。

*楽楽リピート:BtoC向けのSaaS型ECカートシステム。ECサイト構築から受注後のオペレーションも一括で管理可能。

長期間熟成させた黒酢は国内外から高い評価を得ている

―――『楽楽B2B』導⼊前の課題を教えてください。

假屋さん:受注に関する一連の伝票処理と、入金処理に課題がありました。
伝票処理に関しては、手入力や目視での確認が至るところで発生していました。というのも、以前のシステムは顧客ごとの単価登録ができない仕様だったからです。苦肉の策として、エクセルで自作した伝票を使っていました。

まずは受注内容(卸単価や配送時間指定などの出荷指示)をエクセルの伝票に手入力して印刷し、事務スタッフに渡します。受け取った事務スタッフは紙の伝票を見ながら基幹システムに内容を打ち込み、最後に間違いがないか目視で確認をしてから工場に出荷指示をしていました。このように、情報連携が人の手を介さないとできない体制でした。

また、以前の受注管理システムでは、月末締め後にしか経理処理ができませんでした。
当社は繁忙期になると、BtoBで1日40〜50件の受注があります。そのひと月分の請求書の発行と入金確認の作業が毎月末に固まるので、従業員の大きな負担になっていました。

―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。

假屋さん:取引先ごとに売価設定ができることと、帳票処理の効率化ができることが第一でした。これができれば、受注処理が一気に楽になると思ったからです。

もう一つは、在庫管理のしやすさです。当社はBtoC販売も行っているため、将来的にBtoBと合わせて在庫の一元管理をすることを目指しています。そのための機能を有する製品が良いと考えていました。

いくつかの製品を比較検討しましたが、最終的にはもともと使っていた『楽楽リピート』とユーザーインターフェースが同じである『楽楽B2B』に注目しました。さらに、ネットショップ支援室の受注・在庫管理システム『アシスト店長』*も連携させることで、シームレスな運用が可能になると聞き、『楽楽B2B』を導入することに決めました。

*アシスト店長:EC受注・在庫一元管理システム。複数のオンラインショップの受注・在庫管理業務を自動化するサービス。

伝票作成の時間がほぼなくなり、ひと月60時間以上を削減!販売促進への取り組みが活発に

―――『楽楽B2B』導⼊後の効果をお聞かせください。

假屋さん:伝票作成やデータ入力にかかっていた時間をほとんどなくすことができました。

『楽楽B2B』に登録した内容が各種帳票に自動で反映されるので、そもそも伝票を作るという作業がありません。納品書や請求書などもすぐに出力できます。おかげで1日あたり3〜4時間は削減できています。
ひと月だと60時間以上になりますから、大きな効果だと思います。経理処理も月末を待たずに行えるので、毎月末の悩みのタネも消えました。

また、操作が簡単なことも嬉しいです。以前の受注管理システムは操作が難しく、使える従業員が限られていました。『楽楽B2B』にしてからは、60〜70代のパートさんでも使えています。
使い勝手の向上が営業部門にも好評で、自らの担当する取引先の売上データを確認するのに使ったりしています。

これまでは受注処理に追われていた日々でしたが、『楽楽B2B』導入により時間の余裕ができました。そのため、PR活動やホスピタリティを高める施策に力を入れられるようになっています。例えば、TikTok用のPR動画を作成したり、同梱するPOPや冊子を作ってみたり、新規取引先との商談に使う黒酢レストランのディスプレイを工夫してみたりなどです。
皆が自社製品を広めるために前向きな姿勢になってきたのを感じています。

―――取引先の反応はどうでしたか?

假屋さん:不便や不具合についてのお声は今のところいただいていません。私自身は、これはすごいことだと思っています。

当社のようにシステムを乗り換えた場合には、何かしらの不具合が起きて、取引先にご迷惑をおかけすることもあるでしょう。
『楽楽B2B』へ移行するときにもその点が少し心配でしたが、悪いことは何も起きていません。とてもスムーズに移行できたと思います。

「使いやすさ」と「伴走型のサポート」があれば、
EC立ち上げを乗り越えられる

―――『楽楽B2B』に対する評価をお聞かせください。

假屋さん:花丸です!大きな負担になっていた受注処理が効率化できたので、従業員も喜んでいます。

実は当社にはデジタルに明るい人がいないのですが、そんな中でも導入できたのは、『楽楽B2B』サポートスタッフの方のおかげです。導入時には、スケジュールとこちら側のタスクを分かりやすくまとめてくださったので、実施することが明確でした。
途中で分からないことが出てきた際には電話などで気軽に質問できましたし、すぐに回答もいただけました。細かく丁寧なフォローにとても助けられましたね。

今後もお力をお借りしながら、さらにBtoB-ECサイト経由のWeb注文を増やしていきたいと思っています。

―――これからBtoB-ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いいたします。

假屋さん:「システム」と聞くと、どうしても難しいイメージが先行して一歩踏み出せないことがあると思います。
しかし、新規でECを立ち上げる場合であれば、まっさらなシステムに情報を入れていく分、乗り換えよりもハードルが低いのではないでしょうか。

何よりも「使いやすさ」が一番です。ECを利用するお客様にとっても、運用する側にとっても使いやすいシステムを選ぶことが第一歩だと思います。さらに、FAQをはじめ手厚いサポートがあればなお安心です。飛び抜けたPCスキルを持たない企業がBtoB-ECを始めるのであれば、『楽楽B2B』のように二人三脚で進めていけるシステムを選ぶと良いと思います。

―――いろいろとお話いただき、ありがとうございました!
これからも「楽楽B2B」はメーカー・卸売業を行う企業様のDX推進のために、機能強化や外部システムとの連携を進めてまいります。

福山黒酢株式会社
本社所在地:〒899-4501 鹿児島県霧島市福山町福山2888番地
代表取締役:津曲 晋作

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