SIPPO-HAPPO株式会社様

イヌ用シャンプーをBtoB-ECで卸販売。週2日まるっと掛かっていた受発注業務が、1日たった5分に!
FAXでは叶わなかった「ついで買い」が増加、売上アップに貢献

SIPPO-HAPPO株式会社は、「動物の未来を優しくつくりかえる。」という理念のもと2019年に創業した、ヒトもイヌも使えるスキンケア化粧品を開発・販売する企業です。特にイヌの皮膚について研究を進めており、日本獣医内科学アカデミーにて「繰り返し・オープン試験をもちいたシャンプーの保湿剤効果の評価法の確立」をテーマに研究発表をされています。

同社は、トリミングサロン、動物病院向け卸販売をより効率的に行うため『楽楽B2B』を導入し、運営を開始しました。今回は、経営もされながら『楽楽B2B』採用と導入、運用にも携わっている代表の野間(ノマ)さんに、導入前の課題、導入後にどのような変化があったのかについてお話を伺いました。

  1. 課題
    • 受発注業務だけで週2日も掛かり、忙しくて手が回らない
    • 決済は代引きのみ!取引先が困ってしまう場面あり
    • 属人化してしまい、新担当に引き継ぎができない
  2. 選定基準・ポイント
    • 初心者でもわかりやすいシステム
    • 少しでも早く導入できるかどうか
  3. 成果
    • 今まで週2日掛かっていた受発注業務が1日5分に!
    • FAXでの受注率100%が0%に!人為的ミスが大幅に削減
    • 別製品への興味促しに成功、「ついで買い」増加で売上アップ!

―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。

野間さん:弊社は「ペット業界に足りないものをつくっていく」という想いを大切にしながら、ヒトも使えるイヌ向けのスキンケア製品を開発・販売しています。

社員数は私を含めて5名です。EC周りを担当しているのは私を含めて3名ですね。

ヒトのシャンプーには原材料がすべて明記されているのに、イヌのシャンプーには書かれていないのをご存じでしょうか。イヌのシャンプーは雑貨扱いになるため成分表記が不要となり、全成分の確認ができない製品が多く出回っています。

代表 野間さん

このことが、本来であれば自分なりに比較をして購入できるはずのお客様の選択肢を狭めたり、本来ないはずの効果効能の訴求をし、お客様に誤認をさせて売上を立てるという業界の課題が浮き彫りになっているんです。
ノミ取りに例えれば、本来は獣医師にお薬を投与されないと解決できません。しかし、ノミ取りシャンプーで何とかなるという「誤認」がこの業界に広まっています。

人間であれば「皮膚に違和感があれば病院に行く」という判断が普通なのに、イヌになるとその判断ができなくなってしまう。そういった「誤認」をなくしていくために、私たちはヒトもイヌも使えるように「化粧品」としてシャンプーを販売しています。誇大広告をせず、専門知識のあるプロに相談ができるよう、トリミングサロン、動物病院のみに卸販売をしています。

―――「楽楽B2B」を普段どのようにお使いですか。

野間さん:トリミングサロン・動物病院からの注文をWEBで受け、発送するという業務で使用しています。

当社の製品は遠方にお住まいのお客様を除き、当社独自で設けている「7つの誓い」に同意いただけるトリミングサロン・動物病院からでないと購入できないという仕組みづくりをしています。
さらに、製品によっては口頭テストに合格しないと取り扱うことができないものもあります。

そのため取引先によって仕入れられる製品が異なってきますので、商品ラインナップを取引先ごとに変えながら使用しています。

トリミングサロン・動物病院向けにBtoB-ECサイトで商品を卸販売している

受発注業務だけで週2日も掛かり、忙しくて手が回らない

―――『楽楽B2B』導⼊前の課題を教えてください。

野間さん:『楽楽B2B』を導入する前は、週2日ほどを使って在庫確認・受発注業務を私一人で行っている状況でした。
EC専属の担当もいなかったのですべて1人でしたし、SNSを経由して個別の注文相談を受けることも多かったですね。基本的にはFAXで注文を受けていたため、読みづらい文字を見ながらピッキング、梱包を行っていました。

銀行振込ですと記帳する手間が発生するため、決済も代引きのみでした。小規模の取引先ですと意外にも代引きの方がいいという方が多く、今でも全体の1/3が代引きです。
しかし、大型店舗などは代引きとは異なる決済方法を希望されるケースが多いため、ご不便をお掛けしていたのではと思います。

あとは新製品のお知らせをしたくても、個別でメールを送っている状態でした。あまりにも大変なため「Twitter見てください」のようなざっくりしたご案内をしていましたね(笑)。

―――BtoB-ECを始めようと思ったきっかけを教えてください。

野間さん:率直に、私が受発注や発送を私1人ではできなくなってきたためです。

完全にアナログで行っていたため、売上が上がるほど私が忙しくなって回らなくなるという状態でした。
その状態から脱却するため、BtoB-ECの導入を検討し始めました。

―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。

システム導入をすること自体が初めてだったため、何社か問い合わせをしたのですがイマイチ製品の違いをわかっていませんでした(笑)。

そのような状況の中でも、なるべく初心者でもわかりやすいシステムで、少しでも早く導入できるかどうかが選定基準でした。

振り返ると、あまりにもECのことがわからなく質問も質問になっていない状況だったと思います。そういった不安な状況である点も汲み取りながら、寄り添って対応いただいたのが決定の大きなポイントだと思います。

FAXでの受注率100%が0%に!人為的ミスが大幅に削減

―――『楽楽B2B』導⼊後の効果をお聞かせください。

野間さん:『楽楽B2B』を導入することで、今まで週2日掛かっていた受発注業務が1日5分になり、時間は圧倒的に短縮できました。

特にメール配信機能は重宝しています。

今までは新製品のご案内メールをしたくてもメールをする時間が取れなかったのですが、導入後コンスタントにメルマガの一斉送信ができるようになりました。
取引先から直接私個人に再入荷の相談が来ることもありましたので、休日も仕事をしているような状態でした。しかし、システムを導入することで「再入荷のお知らせ」もシステマチックに送ることもでき、会社としての対応・運営ができるようになったと思います。

また、『楽楽B2B』は問い合わせフォームがあるため属人的にならず、安心して新しい担当者に業務を任せることができていますね。
ほかにも在庫の確認もしやすいですし、毎月の売上集計機能も大変助かっています。

―――取引先の反応はどうでしたか?

野間さん:導入にあたり取引先からの反対はなかったですね。以前と変わらずFAXで注文したいという取引先もあったのですが、「私がもう業務でパンパンで・・・、もうFAXで受注するのは無理なんです・・・」と正直な胸の内を明かしました。
FAX注文する取引先を1社でも残してしまうと当社の受発注ミスにつながってしまうため、2~3か月の移行期間を経て、今ではすべての注文をBtoB-ECサイトで承っています。
FAXで注文が来るたびに電話してWEBからの注文をお願いする、ということを地道にやっていました。

また、決裁面につきましてもクレジットカードも対応することができ、取引先にとっては決済の幅が広がり便利になったと思います。

―――『楽楽B2B』に対する評価をお聞かせください。

野間さん:100点満点で考えると、90点ですね!
100点ではない理由としては、本当にWeb知識がゼロの状態で始めたので、トップページの画面調整を行うのが難しかったと感じています。今は当社のクリエイティブ担当に相談しながら作成しています。

導入当初とても助かったのは、最初に「店舗作業一覧」をいただけた点です。これがないと絶対作れなかったですし、作り切るまでサポートをいただけたのも心強かったです。
まだまだ使ったことがない機能も多数ありますが、当社の規模感で使わなくてもよい機能もあるため、そこも判断しながら今後も上手に活用していきたいですね。

別製品への興味促しに成功、「ついで買い」増加で売上アップ

―――『楽楽B2B』導入後、売上は上がりましたか?

野間さん:具体的な数字には言えないのですが、売上は上がっているのは間違いないです。
今まではFAX注文だったので「ついで買い」されることは一切なかったのですが、『楽楽B2B』を導入したことで、別の製品に興味をお持ちいただき、購入に至るケースが増えています。

実は、今までは新製品を発売しても忙しさが自分に返ってしまうため、販売のアクセルを踏むことはできなかったんです。週2日の発送業務が週3日になってしまいますからね(笑)。
『楽楽B2B』を導入したことで自信を持って新製品を開発し、PRについても考えられるようになりましたので、とても感謝しています。

―――これからBtoB-ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いいたします。

野間さん:「絶対にやった方がよい!」の一言に尽きますね。
導入していない時期に戻りたくないというのが正直な気持ちです。

BtoB-ECを導入しなければ人為的な受発注ミスも起こりますし、在庫を記入したり売上を計算したり、どの取引先がどれだけ購入してくださっているかのデータも蓄積できません。
個別で異なる送料や手数料を永遠にExcelに打ち込み続けるのは辛いですし、「当社のような人数が少ない小規模の会社だからこそ、早く導入した方がいいよ!」と、強く勧めたいと思います。「導入するだけで、勝手に整ってくれる」というのは本当に最高です。

ぜひBtoB-ECを導入し効率化だけでなく、新製品の開発や売上アップを狙っていってほしいですね。

―――いろいろとお話いただき、ありがとうございました!
これからも「楽楽B2B」はメーカー・卸売業を行う企業様のDX推進のために、機能強化や外部システムとの連携を進めてまいります。

SIPPO-HAPPO株式会社
所在地:〒7140081 岡山県笠岡市笠岡272番地9
代表取締役社長:野間 厚志

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