高級美容家電をBtoB-ECで卸販売。
取扱店舗数を拡大、売上は1.5倍に!
受発注の一本化でコスト削減し、利益拡大を目指す。

株式会社KINUJOは、ラグジュアリーな美容家電ブランド「KINUJO」を2012年に立ち上げ、国内のみならずアジア・ヨーロッパ・アメリカ等にも販路を拡大しています。
同社はBtoB-ECで受発注業務をデジタル化し業務効率化を図るため、『楽楽B2B』の導入に至りました。
今回は、取締役社長である上條さんに、『楽楽B2B』導入前の課題、導入の決め手についてお話を伺いました。
- 課題
- ・販売チャネルごとに受注フローが異なる
- ・受注から発送までのオペレーションが複数あり、運用が複雑
- ・オペレーションが複雑なためアグレッシブな営業ができない
- 選定基準・ポイント
- ・多彩な機能があり応用が利きやすいか
- ・対応が早く安心感のあるカスタマーサポート
- 成果
- ・受注を一元化したことでコミュニケーションコストを削減
- ・オペレーションの簡素化で運用効率がアップ
- ・営業担当者が案内しやすくなり、取引先数が昨対1.6倍、売上は昨対1.5倍に
―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。
上條さん:当社はドライヤー、ヘアアイロンといった高級ヘアケア製品を取り扱うラグジュアリーブランド「KINUJO」を展開しています。
社員数は全体で11名、BtoB-EC運用に関わるメンバーは4名ほどです。
この業態においてはコンパクトな組織ですが、その分「KINUJO」というブランドを自分たちが作っているのだという想いが強く、熱量の高いメンバーで運営しています。
すでに有名ブランドが席巻している業界だったので認知獲得までには苦労しましたが、コンパクトかつ大風量のドライヤーの先駆け的な存在として認知が広がりました。今では家電量販店、美容院、ホテルや施設関係などに商品を卸しており、自社ECサイト、大手ECモールなどにも出品しています。

受発注業務をオンラインで一本化し、
コスト削減するために楽楽B2Bを導入
―――BtoB-EC(楽楽B2B)導⼊前の課題を教えてください。
上條さん:先ほどお話したように当社の販売チャネルはいくつかあり、各チャネルごとに受注方法が違う状態でした。
問屋業者からはFAX、美容関係者からはメールというように、それぞれ違ったチャネルからオーダーが来るので、それらをデータ化して読み込み発送指示を出す、というオペレーションにマンパワーを使っていました。ときにはメールの取りこぼしや入力ミスなどのヒューマンエラーも起きていました。
このように受注のオペレーションが複雑ですと、新規の取引先を増やす際にバックヤード側との連携に手間がかかったり、注文方法のご案内がしづらく、アグレッシブな営業活動にブレーキがかかることを懸念していました。
BtoB-ECシステムを使って受発注を一本化し、課題を解決したいという想いから、『楽楽B2B』の導入を決めました。また『楽楽B2B』との連携を考え、複数のECモールの受発注業務を一元管理できる『アシスト店長』も合わせて導入しました。
―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。

取締役社長
上條さん
上條さん:BtoB-ECシステムを選定する際にはいくつかの候補から機能面で比較しました。その中で『楽楽B2B』が最も多彩な機能を備えていました。機能面での「できない」が少ない方が、後々の展開を考えたときに応用が利くだろうと思ったのが一番のポイントです。
加えて、カスタマーサポートに電話ですぐに繋がることも大きなポイントでした。最近ではメールやチャット対応のみのカスタマーサポートも増えていますし、「3営業日以内に返信」という条件が付くなど、タイムリーに困りごとが解決できない場合もあります。
システムの利用者側からすると、今すぐ解決したい問題を目の前にすることも多いはずです。『楽楽B2B』のすぐに繋がるカスタマーサポートには非常に安心感がありましたね。
『KINUJO』の取扱店舗が1.6倍・売上が1.5倍になり、
コスト削減にも寄与
―――BtoB-EC(楽楽B2B)導⼊後の効果を教えてください
上條さん:『楽楽B2B』を導入してから、「KINUJO」の取扱店舗が約5,000店舗から約8,000店舗と1.6倍に増加しました。売上も昨年対比で1.5倍ほどになっています。
『楽楽B2B』にて、受発注がシンプルかつ一本化されたことが大きな要因だと考えています。ログイン用のIDやパスワードを付与すれば、取引先はシステム内の「KIJUJO」のアイテム情報を自由に閲覧し、好みのタイミングで発注ができるようになります。営業担当者が新規取引のご案内をしやすくなったことが、売上増加に深く関わっていると思いますね。
また、受発注のフローがシンプルになったことで社内外のコミュニケーションコストも削減できています。売上は1.5倍になったにも関わらず昨年と変わらない人数で運営できているのは、『楽楽B2B』の恩恵だと感じています。
―――現在までの使用感を教えてください
上條さん:『楽楽B2B』の導入時には、ネットショップ支援室のスタッフの方に「FAXやメールのやりとりをなくしたい」という要望や、チャネルごとの受注から発送までのフローをお伝えしました。また、ヒアリングにて課題を引き出していただき、当社の要望を叶えるための仕組みを伴走しながら構築していただきました。
『楽楽B2B』にて構築した発注システムを取引先にご案内する際には、まずは比較的取引量の少ないところから依頼をし、テストをさせていただきながら次第に導入数を増やしていきました。取引先の方々にとっては、慣れていた発注方法を変更していただくことになります。発注が以前よりも簡便になることや、注文履歴の確認や帳票の発行がWeb上でできることなど、利便性が上がることを中心に丁寧にご説明をしながら導入を進めました。
社内のメンバーからも『楽楽B2B』の使用感は好評です。「仕事が非常に楽になった」という声が上がっており、コミュニケーションコストが削減されたことによる業務効率化をみんな実感しています。

さらなる運用効率化で、目標に向けて邁進
―――今後やりたいこと・実現したいことを教えてください
上條さん:今後1年間で売上100億円、3年以内に300億円という目標数字を掲げています。その目標を達成するためには、さらなる運用効率化が必要だと考えています。多機能な『楽楽B2B』をフルに活用して、利益率の高い売上を作ることを目指します。
具体的には、「見積もり機能」や「Webアンケートによる自動ヒアリング機能」が気になっています。取引先とのコミュニケーションの円滑化や、情報の集約に活用できるのではないかと思っています。
―――これからBtoB-ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いします
上條さん:まずはECに関する基本的な知識は身に付けておいた方がいいと思います。それから、フロントからバックヤードまで受発注の一連の流れを具体的にイメージした方が、いざシステム化する際には思い通りのアウトプットが出てきやすいです。ECで叶えたいことについても、優先順位を付けた方が良いと思います。
当社は『楽楽B2B』を取り入れたことで、売上を伸ばしつつ利益率を高めることができるようになりました。発注側のユーザビリティも良いので、取引先の業務効率化にも貢献できているのではないかと思います。
BtoB-ECを運用するにはシステムの導入が欠かせませんが、受注側だけでなく発注側がどれだけ楽になるかも考えて、システムの選定をされるといいと思います。
―――いろいろとお話いただき、ありがとうございました!
これからも「楽楽B2B」はメーカー・卸売業を行う企業様のDX推進のために、機能強化や外部システムとの連携を進めてまいります。
株式会社KINUJO
本社所在地:〒102-0085 東京都千代田区六番町7-11
代表取締役:浜田 智章
取締役社長:上條 亮太
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